世界の料理&カレー事情 No.25 “ブラジル”|第296回ナマステ・スパイス(2024/4/25)

第296回(2024年4月25日)に放送した内容の簡単なご紹介です。
ナマステ物語」…世界の料理&カレー事情“ブラジル”
話してナマステ」…珠洲に行ってきた
ののいち発掘」…野々市神社めぐり“野代神社(野代)”
SPICE MUSIC」…超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか

いしかわ観光特使で「自称カレー特使」のナマステです。
2018年4月より毎週木曜日に「えふえむ・エヌ・ワン」で午前10時15分から1時間生放送でラジオ番組をさせていただいています! 番組名は!

N1コミュニティ「ナマステ・スパイス」

2023年4月でなんと6年目に突入しました!
番組内容は、スパイスというのは「香辛料」ですが「刺激」という意味合いでも使われるので「人生にスパイスを!」をテーマに、カレーに関する話を中心に、野々市市音楽などリスナーに少しでも人生の刺激になる話題をご提供できればいいなと思っています(´ε`)

サイマル放送なのでラジオ(76.3MHz)はもちろん全国どこでもホームページからパソコン、スマートフォンで視聴可能ですし、ラジオなのに映像も流れますよ!


オープニング

いやー、ラジオ始まって史上すごい状態で、本当にゴメンナサイ! 先週急に声が出なくなって。。。がんばってがんばって、色々やってなんとか少し出るようになりましたが、お聞き苦しい声で1時間本当申し訳なかったです(>_<)  聞き取れなかった方は、ぜひ読んでいただけますと幸いです。って話からスタート!

ヴィレッジ・ピープル「In The Navy(1978)」
※Y.M.C.A.の翌年に出した曲なんだけど・・・似てる(´ε`)


特集「ナマステ物語」

カレーを食べ歩いて26年目、石川県でいろんな観光情報を最初にインターネットで発信し出した(たぶん)「ナマステ」が、カレーを中心にいろんなお話をしたいと思います。

第25回 世界の料理&カレー事情
“ブラジル”

月一で「世界のカレー」のお話をしています…って言っても、さすがにカレーをメインに食べている国がなくなってきて。最近は世界の料理のお話とその国のカレー事情についてお話します(´ε`)
せっかくなので石川県でも一昔前までは食べることができた「ブラジル」。でも、食文化とか知らずにたべてましたー。ブラジルの食文化や食事情はどうなっているんでしょうか(^ω^)
※あくまで一般的な内容です。写真はムケッカ(無料素材)です。

「ブラジル」って?

ブラジル」は南米大陸のほぼ半分を占めて正式名称「ブラジル連邦共和国」です。いろんな州があって、文化の違いも多いんですね。日本のなんと約23倍の大きさですが、人口は2億人強と人口密度は低い・・・っていうか広大なアマゾンがあるんで、人口密度の比率がすごいです(^ω^) 首都は「ブラジリア」で、ポルトガル語が公用語です。ちなみに、某芸人さんが地面に向かって「ブラジルの皆さん~」ってネタがあるのですが、あれ? 日本の反対って子供の時にアルゼンチンのブエノスアイレスって教えてもらったような。。。でもブラジルだったんですね。
そして、自分が大好きなサッカー大国です! 当時は本当に断トツで強かったー。1982年、ジーコ、ファルカン、トニーニョ・セレーゾ、ソクラテスの「黄金のカルテット」が本当にすごかった! そのうちの2人が日本代表監督、一人がチーム監督って日本もすげーわ。でも、ソクラテスが一番好きだったんですけどね(^ω^)
って、相変わらず脱線してしまいましたが、今は南米を代表する国ですが、アンデス文明が栄えたペルーやチリなど他の地域と違ってブラジルには、

古代文明がなかった

んだそうです。そこで、いろいろ食文化にも影響があったんですね。

ブラジルの「食文化」の特長は?

石川県でもよく食べることができた「ブラジル料理」ですが、一般的には日本と同じ感じで、朝食はパン、昼・夜はいわゆる「定食」っぽいのを食べているそうです。そして、意外と「辛くない」のも特徴かなー。
その食文化の移り変わりは激しくて。その昔は文明がなかったこともあって食文化も発展してなくて、どちらかというとその辺に実っているものを中心に食べてたそうです。地域的なつながりもなかったのですが、特に全地域的に食べられていたのが

キャッサバ

という根菜です。日本でいうジャガイモとかそんな感じですね。どんな悪条件でも育つし栄養もあるんだったのですが、そんな「キャッサバ」にはなんとがあるそうで( ̄□ ̄;)。でもそういう所は知恵で食べてたそうです。そんなこともあり、キャッサバは文化が発展した今でもブラジル全土で食べられてます。
その後に一気に食文化に影響を与えたのは、

移民料理

です。スペインは中南米の方に行きましたが、ブラジルはポルトガルが信仰してきて、長らくポルトガル領となって占領されてしましました。ほぼ文明がなかったこともあり、先住民系は追いやられてしまいましたが、逆にオリーブオイルなどポルトガルの食文化が入ってきました。
その後、ポルトガルが多くのアフリカ人奴隷を連れてきたことにより、アフリカの食文化も入ってきまして。さらに時間は空きますが、日本人が20万人以上移民したので、「日本人街」ができるほどで! (その後、東洋人が沢山きたので「東洋人街」となりました)
そんなこんなで、州によってかなりの移民料理による食文化が出てきて、それが融合してできたのが、かなり独特な「ブラジル料理」ってなわけなんですね(^ω^) 最初食べた時にビックリした~!

ブラジルの「代表的な料理」は

さて、超テキトーな食文化の紹介は置いといて、ブラジル料理で知っている料理ってあります? 日本人にとって一番有名なのが、聞いたことあるかと思いますが、「シュラスコ」ですかねー。牛、豚、鶏などの大きなお肉を串に刺して、それをテーブルで切り分けるんですね。日本人向けのブラジル料理屋さんじゃ名物で、いいって言うまで追加されますね(´ε`) でも、これってブラジルでそんな食べられてるの?ってなりますが、やっぱりお祭りなんかで出る伝統料理なんですよね。一般的には食べられてないそうです。
ちなみに、中東のケバブと見た目似てますが、ケバブは「羊肉」なので、その点以外は同じかな。
じゃあ、ブラジルで「国民食」的な感じで食べられてるのは、

フェイジョアーダ

という料理です。初めてブラジル人向けの本場に近いお店に行った時に、メインでデーンって出てきてビックリしました(^ω^) 黒い(´ε`) 黒豆がベースとなった具沢山スープ料理なのですが、入って切るのは、お肉の身の部分ではなくて、あまり食べられない部位、ホルモンとか耳とか、そういう所の肉や、あまり食べられない野菜の切れ端などなど(現在はそこまでではないと思いますが)。
実はこれ、インドのチャイと同じで悲しい歴史があって、ポルトガル人によって連れられてきたアフリカ人奴隷が、ポルトガル人が残した肉の部位を刻んで、黒豆で似て何とか栄養を取るために考案した料理なんですね。でも、よー考えたら、肉の部位は違えど、美味しいですよね(^ω^) そんなこんなもあって、気が付いたらどんな身分の誰でも普通に食べるようになって、「国民食」とまで言われるようになったんですよねー。結局「味が一番」って事を証明した料理だなーっと。

ブラジルの「カレー事情は?

そうそう、じゃあブラジルのいわゆる「カレー(スパイスの効いた料理)」ってのはどうなってのかなーっと。それは最初に書いた通り「辛くない」ってことで、全体的にスパイスを使った料理が少ないんですねー。でも唯一、スパイスを使った料理があるのが、アフリカやポルトガルに近い「バーイヤ州」です。ここがかつて、ポルトガルからの玄関口になってたので、一番ポルトガル料理が色濃く伝わっているんです。その中でも一番カレーっぽい料理って言われているのが上の写真にもある

ムケッカ

という料理で、簡単に説明すると「シーフードココナッツミルクシチュー」とシチューに近いのですが、スパイスも結構使われてきて、ココナッツ系のシーフードカレーだと思って食べてました。さらに面白いのが、このバーイヤ州では、アブラヤシを使った「デンデ油」が使われていて、この油!「オレンジ色」なんですよ(^ω^) なんで、色もカレーっぽくなるんですね~!

ブラジル料理の思い出

ご存じの方も入るかと思いますが、石川県だと小松市、富山県だと高岡市にブラジル人が就労で沢山いたんですね。なので、おのずと現地人による現地向けの飲食店が沢山できるわけで。ただ、その後、小松市はベトナム人、高岡方面にはパキスタン人が増えて、どんどんとお店がなくなって、一般的な物販をされているお店はあるけど、飲食店はほぼなくなったかな~。小松市もベトナム料理ラッシュですしね。
高岡にあった「コラサン・ド・ブラジル」という現地人向けの料理屋さんは本当に安くて、総菜形式で料理が置いてあって、グラム量り売り。すげーとっても1000円以下ぐらいな格安で、その時のメインが「フェイジョアーダ」でした。
逆に金沢にも日本人向けのブラジル居酒屋みたいなのができた時があって、エルビルか何かのワンフロアで、1時間に一回ぐらい全員で踊らなきゃならなくて、捕まったら中央でリフティングもしなければならないっていう苦手な人には苦手なお店がありましたよ(^ω^) 日本人向けだったので「シュラスコ」がひたすら切られていく~みたいなお祭り店でした。

ただ小松市の方では数は少なくなってお店流行ってなくても、多国籍イベントにはよく出ていますので、食べることもできるかなーって思います。あー書いてたら食べたくなってきたー!

以上「ナマステ物語」のコーナーでした。

高橋由美子「友達でいいから(1994)」
※ロック全盛期に「20世紀最後の正統派アイドル」でがんばってたー。


話してナマステ

番組開始2年間ほどやっていた、無駄に多趣味のナマステが好き勝手に話すコーナーが復活です。趣味の他、今週あった話など、フリートーク的なお話です。

珠洲に行ってきた

ワタクシ、母親が珠洲生まれなので、祖父母の家が珠洲にあり、墓もあり、親戚も多く、そんな感じです。なので現状の珠洲の様子についてお話しました。
行くのは、野々市からでも3時間ちょい、もうあまり平時と変わらずに行くことができます。ただ、のと里山海道の七尾市の方に分かれるところにある「徳田大津IC」で降りる車多数(特に大型車)。その先は終点まではまだ片側(珠洲・輪島方面)のみ通行可能となっており、正直穴水まではまだひどい状態です。ただ、そんな危ないわけではないので、通ってみてもいいかと(大型車の場合は手前で降りて国道249号の方がいいのでみんな降りるそうな)。
穴水から珠洲方面は「珠洲道路」を通るのですが、珠洲道路はビックリするぐらい大丈夫です。かなり普通に珠洲市役所ぐらいまで走行できますよ。珠洲市飯田にある「道の駅すずなり(避難者の物資支給場所になっているので閉鎖中)」付近までは、ひどいって言えばひどいですが、スーパーもドラッグストアもコンビニ、ホームセンターとか開いている状態です。
で! そのまま進むと、正院、そして蛸島に入るわけですが・・・一気に景色が変わります。道路はなんとか開けてありますが、ほぼ1月の状態のままだと思っていただければ。祖父母の家は奇跡的に屋根ぐらいで無事でしたが、親戚の家は赤札で。我が家の墓も倒壊…どころか、お寺の本堂が倒壊してました。
帰りに「見附島」を直に見てみたくて、宝立町の方に向かったのですが、正院や蛸島は地震の被害がすごすぎましたが建物の形自体は残っている所が多かったですが、宝立町は津波が来たので、建物ががれきの状態になってて。そして、通行止めを何度か繰り返し、ようやくたどり着いた「見附島」を見て、さすがに衝撃でした。
テレビでは見てましたが、実際みると半分ぐらいになってしまった見附島はやはりかなりショックでした。帰りは珠洲道路で穴水まで行けるのですが、そこから海沿いの国道249号線で七尾の「徳田大津IC」までいかなければならないのですが、夕方だったこともあり

大渋滞!

です。聞いてたけど、ナビが真っ赤で。なので帰りは4時間超えてしまいました。帰るときはそこしか通れないので、帰る時間は気を付けてくださいね。
色んなことを思って、色んな事を書きたいのですが、でもこれってやっぱり被災されていない方がごちゃごちゃいうものではないので、行き方とかそういうお話をさせてもらいました。

カーリー・レイ・ジェプセン「I Really Like You(2015)」
※MVがいろんな有名人バージョンがあるけど、トム・ハンクス最高(^ω^)!


特集「ののいち発掘」

野々市生まれ野々市育ちで、いしかわ観光特使「ナマステ」が、いろいろ勉強して「野々市博士!目指そう!」というコーナーです。

野々市神社めぐり
第24回“野代神社(のしろ)”

神社仏閣とか大好きで「野々市神社めぐり」をしています。野々市は歴史が深いので神社が多いんです。いつもその月に紹介している「町名の由来」に合わせて、その町内の神社(村社)を紹介しています。
今回は、今月に町名の由来をお話した「野代」の村社「野代神社」をご紹介しました~。町名の由来に引き続き、なかなか資料がない神社でした(´ε`)

町名の由来を調べていても何も見つからなかった「野代(のしろ)」の村社「野代神社」は、100満ボルト近くで歩いて数分、野代の在所のど真ん中にあります。すぐ近くなのですが、なかなか見つからず、神社が見つからない時は上を見れば大きな木が・・・ない(>_<)!
なんとなく、ここかなーぐらいの細い道を通ってたら、やっと社標号があって、そこから幅1mぐらいの道を30mほど歩くと、神社が見つかりました~!
普通、神社を調べるとそこそこ情報が出てたりするのですが、

何にもない~

神社にも看板とかあったりするんですが、何にもなく・・・その割に、創建が長久2年(1041)と平安時代ってわかっているのも逆に面白いです(^ω^)
もっともっと調べましたが、続きはあちらにー!

リンク【野々市神社めぐり】

スネイルランプ「MIND YOUR STEP!(1999)」
※N1で偶然見つけたー! めっちゃ懐かしー(^ω^)


SPICE MUSIC

実はイントロクイズはほぼ正解できるぐらい幅広い音楽鑑賞が趣味のナマステが、コラボソングを中心に過去に影響を受けた曲についてゆるーく語るコーナーです(^ω^)

映画「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」

この映画って「歌の力」を存分に出している最高の映画と思うんです。主題歌になっていますが、歌がそのまんま内容の重要事項になっています。そして、みていると取り込まれるように没頭してしまう。そんな、映画と歌のお話でした(^ω^)

ナマステ的アニメの紹介

超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」は、今から約39年前の1984年(昭和59年)に公開された劇場版映画です。最初の映画なので「初代マクロス」とも言われていますねー。
アニメは、なんか記憶にあるのですが日曜日の午後2時頃からやってようなー。マクロスって言うのは実は移民用の戦艦の名前で(ヤマトみたいな)、実際マクロスかと思われているガンダムっぽいのが、バルキリーって機体で結構好きだったんですねー。マクロスの中には町があって沢山人が住んでるんですが、ロボットに変身する戦艦なので、縦になるたびに町がうわーってなるのが、子供ながらに唖然としてましたわ(´ε`)
全体的な流れとしては、宇宙の彼方には50万年前から争い続ける男性種族と女性種族がいて、それに地球が巻き込まれる、みたいな。で、宇宙人からするとなぜ男女が一緒に暮らしているのが理解できないー、みたいな。
ひょんなことかから、男女両種族と地球人が何人か一緒に漂流してしまい、宇宙人の遺跡にたどり着いてしまって。そこにあったCDみたいなのを聞いたら、当時の流行歌みたいなのが流れて、男女種族の中から遺伝子的に憎む心が消えて~みたいな。
でも、その時にマクロスは総攻撃をうけていて、それを止めようとして地球人の漂流者にいたアイドル「リン・ミンメイ」がその歌を覚えてマクロスに戻るんですね! はてさて戦いの行方は!

ナマステ的楽曲の紹介
「愛・おぼえていますか」

その宇宙人種族が地球人のように仲良く暮らしていた頃の単なる流行歌だったのが「愛・おぼえていますか」。それを、リン・ミンメイの声優をしている

飯島真理さん

さんが、そのままクライマックスで歌うんですね。アニメ史に残るサイコーなシーンですね(^ω^)! 飯島真理さんは実際にアイドルデビューする前に、ちょっと声優をしたのがこの役なんですが、この役とこの曲のおかげで、大ヒットデビューできちゃったわけです。
実際あまり知らなかったのですが、昔の映像で見たら、かわいくて(^ω^)、歌もうまくてビックリでしたね。ちなみに「スプーンおばさん」の曲も歌われててさらにビックリしました!
ぜひ、この映画の結末は映画で見て欲しいです(´ε`)

飯島真理「愛・おぼえていますか(1984)」
※まさに「歌の力」ってのが思いっきり感じられる曲と映画です。

エンディング

いやー、本当に最後しんどかったー(>_<) 本当お聞き苦しくてすみませんでしたー。また病院行ってみてもらってきます!では、また来週! ナマステ!

次回(2024年5月2日)の放送内容(あくまで予定)
「ナマステ物語」…日本のカレー文化
「話してナマステ」…フリートーク
「ののいち発掘」…野々市のお話
などカレーと音楽と野々市、盛りだくさんでお送りします。よかったら聞いてくんなまし!


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N1コミュニティ「ナマステ・スパイス」

毎週木曜日 午前10時15分から1時間生放送!
えふえむ・エヌ・ワン 76.3MHz
石川県野々市市高橋町24番2号
TEL 076-248-1212 FAX 076-248-8181
https://fmn1.jp/
https://twitter.com/fmn_one  「#fmn1」をつけて投稿してね!

サイマル放送なのでラジオ(76.3MHz)はもちろん全国どこでもホームページからパソコン、スマートフォンで視聴可能ですし、ラジオなのに映像も流れますよ!

また番組で取り上げてほしいネタ、かけてほしい曲などございましたら、えふえむ・エヌ・ワンでも、このサイトの「お問合せ」からでも受け付けています。ゲストに出たい!とかでもウエルカムですよ! ぜひぜひお待ちしております。

※掲載している方にはちゃんと掲載許可をいただいております。基本的に勝手に撮影・掲載するようなことはいたしておりません。
※楽曲関係は可能な限りアーティストの公式にリンクしています。