スパイスとハーブのお話 No.28 “ジンジャー(ショウガ)”|第282回ナマステ・スパイス(2024/1/11)

第282回(2024年1月11日)に放送した内容の簡単なご紹介です。
ナマステ物語」…スパイス&ハーブのお話“ジンジャー(ショウガ)”
話してナマステ」…早く平穏が訪れますように
ののいち発掘」…野々市の町名の由来“長池”
SPICE MUSIC」…LA・LA・LA LOVE SONG

いしかわ観光特使で「自称カレー特使」のナマステです。
2018年4月より毎週木曜日に「えふえむ・エヌ・ワン」で午前10時15分から1時間生放送でラジオ番組をさせていただいています! 番組名は!

N1コミュニティ「ナマステ・スパイス」

2023年4月でなんと6年目に突入しました!
番組内容は、スパイスというのは「香辛料」ですが「刺激」という意味合いでも使われるので「人生にスパイスを!」をテーマに、カレーに関する話を中心に、野々市市音楽などリスナーに少しでも人生の刺激になる話題をご提供できればいいなと思っています(´ε`)

サイマル放送なのでラジオ(76.3MHz)はもちろん全国どこでもホームページからパソコン、スマートフォンで視聴可能ですし、ラジオなのに映像も流れますよ!


オープニング

このたびの令和6年能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。被害を受けられた皆様の安全と1日でも早く平穏な生活に戻られますことを心よりお祈り申し上げます。

今日は久々の晴れでしたね。太陽光ってなんだかんだ人間に活力を与えるので、本当ありがたいですね。そう、先週末は能登の方には行けないので、富山の奥さんの実家へ。高速も数日は通行止めでしたが、通れるようになっていました。ただ、工事で複数の1車線の部分はありました。
ちなみに、翌日の夜から大雪予報だったので夕方前には帰途につきましたが、途中で止まったサービスエリアになんと札幌ナンバーの給水車が多数並んでました! いやー、雪国からの救援は本当助かりますね! このぐらいの大雪なんてへっちゃらですし。他にも自衛隊や他県からの救助関係の車両がならんでました。心から感謝です!
って話からスタート!

リン・アンダーソン「Rose garden(1971)」
※カントリーミュージックの女王。あのトップ・オブ・ザ・ワールドも実は!


特集「ナマステ物語」

カレーを食べ歩いて26年目、石川県でいろんな観光情報を最初にインターネットで発信し出した(たぶん)「ナマステ」が、カレーに関するいろんなお話をしているコーナーです。

第28回 スパイス&ハーブのお話
“ジンジャー(ショウガ)”

※「ナマステ物語」は通常内容でいつもの感じでお話させていただきました。

カレーの基本はスパイスから成り立っています。そのスパイス一つ一つにも味だけではなく沢山物語があって、それをご紹介していきます。今回は誰もがご存知、世界中で使われていて、さらに世界最初のスパイスとも言われている「ジンジャー(ショウガ)」をご紹介しました(^ω^)
※あくまで一般的な内容です。

「ジンジャー」と「ショウガ」

日本でも一般的で誰もがご存知「ジンジャー」は「ショウガ」とも言われていて、名称が同じレベルぐらいでで使われています。ですが、これって・・・

違うの? 一緒なの?

って思いませんかー。実は全く一緒なものなので、でも読み方が違うのには歴史的な理由があるんですねー。以下一緒に表記するときは「ジンジャー(ショウガ)」としますね。
そんな「ジンジャー(ショウガ)」の概要ですが、原産は熱帯アジア(東南アジアとかね)で、なんと3000年以上前から使われている最初のスパイスの一つとも言われています。特にインド中国の文明でも使われており、インドから起源1世紀頃にはローマ帝国に伝わり、大航海時代に逆にアメリカやアフリカの大陸にも伝わって、今では世界中で栽培されているんだそうな。
ショウガ科で根茎を使うってのも皆さん誰もがご存知ですよねー。
で、二つ名の理由がここにあって、東アジアからインド(インダス文明)に伝わった方は、形が鹿の角に似ていることからインドの古代サンスクリット語で「角=singa」「形=vera」を合わせて「角の形 Singavera(シンガベラ)」と呼ばれており、こちらが簡略化されて「ジンジャー」となり、ヨーロッパからアメリカなどに広まったそうです。
一方、東アジアから中国(黄河文明)に伝わった方は、スパイスを表す「薑」の字をつけて、生で食べるので「生薑 しょうきょう」と呼ばれており(サンショウは薑、ワサビは山薑とかね)、それが「薑 はじかみ」の文字だけが日本に伝わったので、これら全て

薑 はじかみ

と言われていたんだそうなー。ただ、江戸時代になって分かりにくかったこともあったので正式名称の「生薑 しょうきょう」が読めなかった!?のか「ショウガ」になったんだそうです。
つまり、熱帯アジアからインドを経てヨーロッパに伝わったのが「ジンジャー」で、中国を経て「日本」などの国へ伝わったのが「ショウガ」ってことですね(^ω^)
っていいながら、ジャマイカ産のジンジャーが一番ランクが高いそうですよ!

ってなわけで実食(^ω^)!

つーわけで実食。まずは香り。って、説明できませんよねー! だって、これって「ジンジャー(ショウガ)」の香りってぐらい一般的なんで~。まー、爽やかかなー。石川県でいうと「柴舟の香り」っすね(^ω^) ってなわけで、そのまま実食!

ショウガ!

こっちもそのまんまですよねー。それ以上の説明ができん! あと、そのまま食べるとそこそこ辛いですが、意外とそのまま食べたところで美味しいかなーって思いました。

さて使い方やカレーには!?

一般的な使い方って言っても、皆さん普通に使っているでしょうし(´ε`)、まー、でも特に中国経由で入ってきたので「生薑 しょうきょう」という通り、生で食べる事が日本は多いですよね。細かく刻んだり、みじん切りにしたり。風味付けや薬味って感じですね!
カレーには、メインで使うことは少ないですが、粉末にして「カレー粉」にも入っていることが多いぐらい隠し味的にはいいアクセントです! でも、レトルトカレーにもあるようにジンジャー強めの「ジンジャーカレー」ってのも少ないですがたまに見かけます。まー、それよりも「ポークジンジャー」という豚肉料理に味付けをして、それをカレーに使った方が自分は好きですね! やっぱりインド経由の方は粉末で使うことが多いのかなー(´ε`)

体を温める作用がスゴイ!

ジンジャー(ショウガ)」を今日ご紹介したのは、避難所の皆さんがとても寒い状況であるのもあって。外部からの温かさもそうですが、やはり内部からの温かさも必要なのでは、と思いました。
ジンジャー(ショウガ)」が体を温めるというのは、なんとなくということではなくて、科学的にも改名されており「ショウガオール」という成分が体をとても内部から温めてくれるそうです。これも最近のことではなくて、中世の植物学者「ジョン・パーキンソン」もその旨伝えております。しょうが湯とか飲んだことある人はお腹の中からポカポカ暖かくなってくるのはそのせいすので、被災地で大変ありがたく炊き出しをされている所に「ジンジャー(ショウガ)」を一振りするだけで結構違ってくるのではーって思っています。ただ、入れてしまうと全体が辛くなって食べれない人が出てくるので、後振りがいいかなーっとも思いますが、ほんの少しでも体を温めてくれると嬉しいなーって思っています。
ちなみに金沢には、日本唯一香辛料の神を祀る

波自加彌神社

があるので、こちらにも神社は山の上にあって一部倒壊など危険ということで、今年はしばらく行けませんでしたが、遥拝所(次の写真)があるのでこの間、お祈りしてきました。早く平穏が訪れますように。

以上「ナマステ物語」のコーナーでした。
リンク 【スパイス&ハーブのお話】

Jungle Smile「おなじ星(1998)」
※どこでも同じ星を見ているっていうのが、なんかいいですね。


話してナマステ

番組開始2年間ほどやっていた、無駄に多趣味のナマステが好き勝手に話すコーナーが復活です。趣味の他、今週合った話など、フリートーク的なお話です。

早く平穏が訪れますように

※「話してナマステ」は通常内容に地震のお話を入れてお話しました。
というわけで、波自加彌神社の遥拝所にお詣りしてきました。例年の通り本殿でお詣りして「しょうが湯」をいただきたかったのですが、近くの道路も地震の被害にあってましたし、今年は行けただけでも。
というわけで、令和6年能登半島地震のお話をさせていただきました。こういうことが起こると、一人一人考えが違っているので、自分はこうだ!って話ではなくて、事実に基づいた話をさせていただきました。ちなみに、自分は野々市生まれ野々市育ちですが、本籍が大学生までは珠洲だったぐらい向こうに親戚が大勢います。(いちいち書類を珠洲から取り寄せなければならずで、とても面倒なので野々市に変えました)。
一応そういう立場として、実際聞いた話などを元にお話させていただきましたが、内容を書くのもなにかひっかかるので、詳細はラジオのみということでご了承くださいませ。
ただ、被災地に行って救助活動をされている沢山の方々には

※「話してナマステ」は通常内容に地震のお話を入れてお話しました。
というわけで、波自加彌神社の遥拝所にお詣りしてきました。例年の通り本殿でお詣りして「しょうが湯」をいただきたかったのですが、近くの道路も地震の被害にあってましたし、今年は行けただけでも。
というわけで、令和6年能登半島地震のお話をさせていただきました。こういうことが起こると、一人一人考えが違っているので、自分はこうだ!って話ではなくて、事実に基づいた話をさせていただきました。ちなみに、自分は野々市生まれ野々市育ちですが、本籍が大学生までは珠洲だったぐらい向こうに親戚が大勢います。(いちいち書類を珠洲から取り寄せなければならずで、とても面倒なので野々市に変えました)。
一応そういう立場として、実際聞いた話などを元にお話させていただきましたが、内容を書くのもなにかひっかかるので、詳細はラジオのみということでご了承くださいませ。
ただ、被災地に行って救助活動をされている沢山の方々には本当に心から感謝です。ありがとうございます!

ジャスティン・ビーバー「Baby ft. Ludacris(2010)」
※実はJBの曲ってほとんど知らなくて。聞いたらやっぱりすごいですね!


特集「ののいち発掘」

野々市生まれ野々市育ちで、いしかわ観光特使「ナマステ」が、いろいろ勉強して「野々市博士!目指そう!」というコーナーです。

野々市の町名の由来
第20回「長池」

※「ののいち発掘」は通常内容でいつもの感じでお話させていただきました。
以前、ラジオで野々市の「町名の由来」を少し紹介したら、自分でも面白くて! 自分が住んでいた町の名前って、人の名前だったんだーとか、大人になるまで知らなくて、あー、それぐらい子供の時に知ってたらよかったな。って思ったので、町名の由来を頭の片隅に残る程度に紹介していますー!
最近はずっと市の北西部にある「郷地区」の町を紹介していますが、ようやく残りは二つ! メインのおおとりは最後という事で、野々市駅の北側にある小さな町「長池」についてご紹介しました。
※自分が子供だったら、こういう感じがいいなーって感じの内容です。

結論から言うと!

長い池があったから~

もうそのまんまですね。もう少し細かく書くと、昔この地に細長い池があって、それを埋めふさいで村になった名残りでついているそうですね。町名に自然が入っているところは何かしらそうなんでしょうね。
長池」の場所ですがわかりやすくて、「野々市駅」から北西側周辺って思っていただければ。ただ土地は大きいんですが、北側はほとんど何もない土地で南側に住宅が集まっています。なんで、戸数は少なくて(明治には4戸!、平成に入るときでも23戸だったそうな)、丁目とかはなく「長池〇〇」だそうです。

耕地整理で引き直し

明治22年に「郷村」、昭和31年に「野々市町」に編入したわけですが、長池は今よりも細長くて、さらに上に隣接する「矢木荒屋村(現 金沢市上荒屋)」は巨大な村で、いろいろ位置的に不便だったそうで、大正時代に一緒に耕地整理をして村の区切りを引き直したそうです(´ε`) いわゆる、土地の交換をしてとても便利になったそうで。その仕上げに、村の境界線に互いの村が使いやすい「用水路」を引いて碑文を建てたそうです。
(その碑文が全く見当たらなくて、後日あてもなく長池から金沢市?白山市?の方に入ってあぜ道みたいなところを歩いてたら、奇跡的に見つけました! なんと平成28年に移築したそうで・・・)

遺跡が多い!

実は「長池」には遺跡が多くて、村の南側にあるのに「長池キタノハシ遺跡」からは、室町から戦国時代の農村の跡が、そのすぐ近くの「長池ニシタンボ遺跡」は、なんと弥生~古墳時代の遺跡で、野々市で唯一竪穴式住居ではなくて古代の「平地式住居」が発見されたんだそうなー。
で、近年は長池土地区画整理事業が始まり、自分も遺跡発掘仲間の所に遊びに行きましたが「長池カチジリ遺跡」が昨年末終了した感じですね。こちらも弥生、古墳、中世のものがでたそうで。
なので、長池付近は古代から中世まで人が住んでいた跡があるってことなんですね~。

長池」については、その他、押野往来という昔の道が通ってて、長池付近に出る「北の橋のテン」の話など、もっと調べましたので、そのうち別記事でリンクいたしますー、たぶん汗。

リンク 【野々市の町名の由来

ナオト・インティライミ「今のキミを忘れない(2011)」
※インティライミって「太陽の祭り」って造語らしいですねー。


SPICE MUSIC

実はイントロクイズはほぼ正解できるぐらい幅広い音楽鑑賞が趣味のナマステが、コラボソングを中心に過去に影響を受けた曲についてゆるーく語るコーナーです(^ω^)

「LA・LA・LA LOVE SONG」

コラボソングって感じではなかったのですが、自分、もしかしたら意外と世の中に影響を与えたかもしれない曲をご紹介しました!

楽曲の紹介

LA・LA・LA LOVE SONG」は、今から27年前の1996年(平成8年)発売のコラボソングで、歌い手は「久保田利伸 with ナオミ・キャンベル」。フィーチャリングとかではなくて「with」ってなんだろーって思ったし、モデルさんとか知らなかったので、ナオミ・キャンベル? 最初はアメリカの歌手だと思ってました。 160万枚以上の大ヒットでした。
久保田利伸」さんは、小学校のころから好きでよく聞いてたのですが(現在61歳!若い!)、キングオブJソウルとも言われている日本のソウル界の神様みたいな存在で。ただ、1993年に渡米、そして1995年に全米デビュー!と日本では当時の環境では数年間よくわからなかったので、ロンバケでしたっけ? 凱旋で戻ってきて、めっちゃいい曲で感動しました!

チェックポイント!

で、当時は(自分には)謎の「ナオミ・キャンベル」さん。この人とこの曲のおかげで当時一般的な言葉になったのが!

スーパーモデル

ですね。言葉で説明すると「ファッションモデルの中でも特に有名で世界的な知名度と破格のギャランティを誇るモデル」で、年間数回の仕事で余裕で暮らせるぐらいの力を持ったモデルさんだそうです。
特に1990年代には「ビッグ・シックス」と呼ばれる、自分でも知ってるシンディ・クロフォードさんとか6人だけがそう呼ばれてて、ナオミ・キャンベルさんもその一人なんだそうな! スゴイ!
逆に言うと、きっかけはただ単に近くに住んでたとからしいのですが、そうは言っても、なんでそんな人が歌手でもないのにコーラスで歌ってくれたのかって今更ながら凄いなーって思います。
間奏で「Wanna Make Love Song」って歌っているのがそうですよー。ぜひ聞いてみてくださいね。

久保田利伸 with ナオミ・キャンベル「LA・LA・LA LOVE SONG(1996)」
※スーパーモデル!が歌っているってすげーなー!

エンディング

こんな時だからこそ、神頼みなところもありますが、例年以上に沢山の神社で早く復旧するようお詣りしております。で、白山さんで引いたおみくじが、なななんと!「第一番 大吉」と書かれておりました。これ以上ない!という説明! 生まれて初めてだー!って思ってたのですが、細かい所を読むと、いいことがほとんど書いてなくて( ̄□ ̄;) どうも、第一番 大吉は凶と紙一重らしくて。気を引き締めろ!っ的なことが多かったです。でも、能登の復興を願って引いたので嬉しいなー。
では、また来週~!ナマステー!

次回(2024年1月18日)の放送内容(あくまで予定)
「ナマステ物語」…華麗なる雑学
「話してナマステ」…フリートーク
「ののいち発掘」…野々市第二次総合計画
ほか「SPICE MUSIC」など盛りだくさんでお送りします。よかったら聞いてくんなまし!


ご意見・ご感想等はこちら


N1コミュニティ「ナマステ・スパイス」

毎週木曜日 午前10時15分から1時間生放送!
えふえむ・エヌ・ワン 76.3MHz
石川県野々市市高橋町24番2号
TEL 076-248-1212 FAX 076-248-8181
https://fmn1.jp/
https://twitter.com/fmn_one  「#fmn1」をつけて投稿してね!

サイマル放送なのでラジオ(76.3MHz)はもちろん全国どこでもホームページからパソコン、スマートフォンで視聴可能ですし、ラジオなのに映像も流れますよ!

また番組で取り上げてほしいネタ、かけてほしい曲などございましたら、えふえむ・エヌ・ワンでも、このサイトの「お問合せ」からでも受け付けています。ゲストに出たい!とかでもウエルカムですよ! ぜひぜひお待ちしております。

※掲載している方にはちゃんと掲載許可をいただいております。基本的に勝手に撮影・掲載するようなことはいたしておりません。
※楽曲関係は可能な限りアーティストの公式にリンクしています。