ご当地カレーとは? 第204回ナマステ・スパイス(2022/6/30)

第204回(2022年6月30日)に放送した内容の簡単なご紹介です。
「ナマステ物語」…ご当地カレーとは?
「話してナマステ」…6月30日は夏越の大祓
「ののいち発掘」…野々市神社めぐり“薬師日吉神社”
「SPICE MUSIC」…USED TO BE A CHILD

いしかわ観光特使で「自称カレー特使」のナマステです。
2018年4月より毎週木曜日に「えふえむ・エヌ・ワン」で午前10時15分から1時間生放送でラジオ番組をさせていただいています! 番組名は!

N1コミュニティ「ナマステ・スパイス」

2022年4月でなんと5年目に突入しました!
番組内容は、スパイスというのは「香辛料」ですが「刺激」という意味合いでも使われるので「人生にスパイスを!」をテーマに、カレーに関する話を中心に、野々市市音楽などリスナーに少しでも人生の刺激になる話題をご提供できればいいなと思っています(´ε`)

サイマル放送なのでラジオ(76.3MHz)はもちろん全国どこでもホームページからパソコン、スマートフォンで視聴可能ですし、ラジオなのに映像も流れますよ!


オープニング

マジか! 梅雨明けたって! そのくせ来週から雨ってなんじゃい。「戻り梅雨」っていうんだそうな。なんじゃそれー、「追いがつおつゆ」みたいな。梅雨に明確な規定がないので、どうせ雨降るんだったら、梅雨明け宣言せずに、7月の中頃でいいじゃんって思いますわ。梅雨なのに晴れじゃん! 梅雨明けたのに雨じゃん!って言ってほしいみたいですね。って話からスタート。

KC & ザ・サンシャイン・バンド「ザッツ・ザ・ウェイ(1975)」
※1970年代のダンス・サウンドと言えばですね。


特集「ナマステ物語」

カレーを食べ歩いて24年目、石川県でいろんな観光情報を最初にインターネットで発信し出した(たぶん)「ナマステ」が、カレーを中心にいろんなお話をしたいと思います。

華麗なるカレー雑学
「ご当地カレーとは?」

金沢カレー」のように、全国に数えきれないほどある「ご当地カレー」なんですが、実はいろいろ系統が違ってまして、金沢カレーって実はものすごいんです!ってお話です。ご当地カレーをさっと分けるとすると3系統かなーって思いました。

①地元で自然発生した「ご当地カレー」

は?当たり前じゃん!って思うかもしれませんが、それは「金沢カレー」がそうだから、そう思っちゃうんですよ。逆にものすごく珍しいパターンなんです! 金沢カレーは約60年前に現チャンピオンカレーの創始者の田中さんが考案したドロッとしたカレーが、元々同僚だった方々に伝わって広がったんですが、マジでこういうのは稀有な例で、めちゃめちゃあるご当地カレーで同じように自然に広がって地域に根付いたっていうのは、3つぐらいって言われています。ご存じ約半世紀の歴史がある「札幌スープカレー」と近年、自然発生で広がった「大阪スパイスカレー」ですかね~。じゃあ、他のご当地カレーは?

②行政主導・協働の地域おこし「ご当地カレー」

ほとんどのご当地カレーは、実は「地域おこし」とか「地方再生」とかで考えられたもので、ほぼ平成に入ってからのものなんですよねー。石川県に住んでいるからか、えっ!って自分も最初に思ったぐらいですわ。つまり、地域を盛り上げるために行政が特産品とかと絡めて「カレーやっとく?」みたいな感じなんですねー。先にルールを作って(〇〇を必ず使うとか)、それに参画するお店を集めるみたいな。なんで、カレーを出しているけど、カレー屋さんじゃないことも多いんです。カレーはやりやすいからねー。
一番成功しているのが「横須賀海軍カレー」ですね。今じゃ「カレーの町よこすか」ですから。行政と一体なので大きく動けますしね。他にも「土浦ツエッペリンカレー」とかもありますし、近くだと富山の「氷見カレー」とかも氷見産のにぼしを使ったカレーならどんな飲食店でも登録できますし、郡上八幡も郡上みそを使った「奥美濃カレー」をかなり昔から展開しているんですよー。ただ、最初に書いた通り元々そこにカレーがあったわけじゃなくて、地域おこしのカレーということで、自然発生とは実は全く違うんですね。

③ビジネス的「ご当地カレー」

最後にこれが一番圧倒的に多いんですが、一企業や一団体がビジネスとしてやってる「ご当地カレー」ですね。ん?分かりづらいですよね。一番わかりやすく圧倒的に多いのは「〇〇牛カレー」っての見たことないですか? そんな感じで、地域の生産品と絡めてカレー作れば、それは「ご当地カレー」って謡えば全部そうなんですね(´ε`) ただ星の数ほどあって、そして入れ替わりもはげしいです。この辺を一緒くたにするので、訳分からなくなる原因なんだろうと思いますが。

そんなこんなで読んでいただいたら分かっていただけると思うのですが、最初の①地元で自然発生した「ご当地カレー」って!

ものすごくすごくないですか!?

って思うんですよ。本当歴史とか文化の一部っていうか、最初は一つだったかもしれないけど、自然に総合された名称がついているって、ご当地グルメの理想っちゃ理想なんですが、ただ逆にいうと、欠点が多いっていうか、欠点だらけであって、とにかくカレーに限らずですが自然発生したご当地グルメは「まとまりがない!」んです。そりゃそうですよね。行政主導でトップでわかっている所から始まっているわけでもないので、気が付いたらまとめられててって感じで、だからまとめようもなくて、まとまろうともしないんですわ。自分も当事者なら当然っちゃ当然ですね。
なんで、まとまって大きく動けないんですよ。簡単な例としては「横須賀カレーフェスティバル」はできても「金沢カレーフェスティバル」はできないんです。あっ、名称のみの話じゃなくて「金沢カレー」が中心としたイベントってことですね。さらに、行政主導のご当地カレーをやっている所なら、まずどこに行ってもそのご当地カレーのお店が出ている「パンフレット」ありますよね。ただ、「金沢カレー」のお店をいろいろ紹介しているパンフレットって存在しないんですよ。よく聞かれるんですが、まとまっていないので、当然どこがお金だすの? だれが配布するの? ってなるし、じゃあ他メディアが予算も収入も見込めない観光パンフを作るかって言えばどこも作らないんですよね。需要はめっちゃあるのに、作れない現実ですね。

ただ、それをさて置いても、やっぱり自然発生したご当地カレーが地元にあるのって財産なんですよ。やっぱり重いって特長があるので「金沢カレーなんて」みたいなこと言われることもあるのですが、もっと周りが地元のご当地グルメを大事にしていった方がいいと思うんです。
自分が例えば香川県に行ったら「やっぱり讃岐うどん食べたいなー」って思うように、カレーマニアは置いといて( ̄ー ̄)、一般的な旅行者は「金沢カレーってあるみたいだから、食べてみたい。」って認識がほとんどなんですね(経験上の話です)。 そりゃそーだ! 自分もカレー以外で全国のご当地グルメの名前すら知らないものも沢山あるんだし。あって当然の「ご当地グルメ」は県外の人からの印象はマジで違うので、アフターコロナを見据えて、改めて見直してみるのもいいのかなーって思いました。って最後はまじめになってしまった汗

以上「ナマステ物語」のコーナーでした。

アン・ルイス「WOMAN(1989)」
※ロックの印象が強いですが、バラードも多いですね。松尾芭蕉から曲が入ります(^ω^)


話してナマステ

番組開始2年間ほどやっていた、無駄に多趣味のナマステが好き勝手に話すコーナーが復活です。趣味の他、今週合った話など、フリートーク的なお話です。

6/30は「夏越の大祓」

大祓とは?

6/30は何の日かというと「夏越の大祓」っすね。でも言葉で知っているだけで、よくわからんので調べてみました。夏越の大祓は1年の半分にあたる6/30に、身に溜まった汚れを落とし、残り半年の息災を祈願する神事なんだそうで、ってことは今は穢れまくっているってことですね。ちなみに、大晦日にも大祓があるのですが、そっちは翌日から初詣なので、あまり重要視されてないんだそうな。
由来はというと、イザナギとイザナミの有名な神話の時代に遡り、黄泉の国で変わり果てたイザナミを見たイザナギが逃げ帰って、池で穢れを祓ったのが「大祓」なんだそうで、飛鳥時代ぐらいにこれを「神事」として1年に2回、穢れを祓うことにしたそうな。ところが! まさかの室町時代に!

応仁の乱!

あろうことか、神事を行う京都の大半が焼け落ちてしまい、実は「大祓」は途切れてしまったそうな。それから約400年。明治に入り、明治天皇が4年に「大祓」を復活させたんですよ。で翌5年に全国で行うようにってことで、歴史的には深いんですがぽっかり400年あいているそうですわ。

茅の輪ぐくりって実は・・・

「夏越の大祓」といえば、なんとなく他の神事と違うところと言えば「茅の輪くぐり」ですよねー。8の字で回っているうちに、よくわからなくなって多く回っちゃう経験をした人も多いはず! 実は、この「茅の輪くぐり」と「大祓」は・・・ビックリ!

関係ないそうです( ̄□ ̄;)

どういうこと!?なりますが、「大祓」は神事を行い穢れを祓うのですが、「茅の輪くぐり」は、イザナギノミコトとは関係なく、子のスサノオノミコトの神話で、旅の途中に裕福な兄と貧しい弟の兄弟に順に泊めてもらうようお願いしたら、兄は断り貧しい弟(蘇民将来)は泊めてくれたんです。そのお礼として、茅の輪のお守りをいただき疫病から身を守ったということが由来だそうで、江戸時代には茅の輪をでっかくして、みんなで回れば疫病退散!みたいな感じになったそうな。。。

って、ほら矛盾ありますよねー。「大祓」は室町から明治まで400年やってなかったので、江戸時代って! どうも「夏越の大祓」に「茅の輪くぐり」があるわけじゃなくて、二つは元々は別の神事なんだそうで、あらビックリ! じゃあなんで、ってことですが、「大祓」自体は「身に溜まった汚れを落とし」という部分なんですが、疫病は夏に起きやすいので「残り半年の息災を祈願する」って部分が疫病退散として「茅の輪くぐり」が一緒になったんじゃないかなーって感じに思いました。まー、みんな忙しいから一緒にやっちゃえーっとか(´ε`) 調べると知らないこといっぱいで面白いですね。

ちなみに、コロナ禍に入って、「白山さん」では祭典(大祓)は関係者のみで、午後4時から7月10日まで茅の輪くぐりが設置されてますので、残り半年のために行ってこようかなーって思いました!

カイリー・ミノーグ「愛が止まらない-Turn It Into Love-(1988)」
※WINKっす。ってか、すげーお姉さんだと思ってたのに、あまり年変わらなかった汗


特集「ののいち発掘」

野々市生まれ野々市育ちで、いしかわ観光特使「ナマステ」が、いろいろ勉強して「野々市博士!目指そう!」というコーナーです。

野々市神社めぐり
第7回薬師日吉神社

神社仏閣とか大好きで「野々市神社めぐり」をしています。野々市は歴史が深いので神社が多いんです。今月は5週あって、どうしても行きたい理由もあったので(野々市の神社にも茅の輪があった!)先週に引き続き今回は「下林」の「薬師日吉神社」をお送りしました。

石川県は「白山信仰」の神社が多いのですが、ここは「山王信仰」の神社となります。「山王信仰」は比叡山にある「日吉大社」を総本山とした全国に3800社ある信仰なんですが、意外と少ないわりに石川県には多いんです。それは、富山に二番目に大きい「日枝神社」があるからかなーっと。
ちなみに、野々市には、その名の通り三納と粟田と3つの日吉神社があるんですが、どれも創立が室町中期と野々市の中ではかなり遅くて、ちょうど加賀守護の富樫氏と加賀一向一揆が揉めてる時期で、一向一揆の本願寺と比叡山はもともと仲悪かったのですが、この頃には手を結んでいたので、日吉神社は一向一揆側が作った神社なんじゃないかなーっと勝手に想像したり。特に先週お話した矢作は富樫氏側ですが、隣接する三納、藤平田、下林などは一向一揆側なので、この辺で激戦地だったんじゃないかなーって想像してしまいました。
実は自分はもともと藤平田に住んでいたので、この神社は子供の頃に遊びまくったんですよ。面白い二股の木がスズカケノキだったり、昔はアリジゴクの宝庫だったり、思い出がいっぱいですね。面白い民話とかもあるので、詳細は頑張って別記事で書きますー!・・・って溜まっていく汗

RCサクセション「トランジスタ・ラジオ(1980)」
※6月30日はトランジスタの日らしいので、かけてみました。


SPICE MUSIC

実はイントロクイズはほぼ正解できるぐらい幅広い音楽鑑賞が趣味のナマステが、過去に影響を受けた曲やミュージシャンについてゆるーく語るコーナーです(^ω^)

史上最強のコラボ
(USED TO BE A CHILD)

いろんな「コラボソング」がありますが、自分の中のベストは30年前の「USED TO BE A CHILD」ですね。コラボソングはエンタメ的には好きですが、この曲は全然違う! もう同じグループ!?って思うぐらいの、自分の中で、史上最強コラボメンバー&ソングなんです。

「ウェルカムベビーキャンペーン」

ちょうど30年前の1992年に、とうとう出生率がやばい水準にきたそうで、厚生省(現在の厚生労働省)がヤバイってことで、少子化に歯止めをかけるために「ウェルカムベビーキャンペーン実行委員会」を立ち上げて、賛同してくれるアーティストを募った所・・・まさか!

最強の7人!

集まった7人がまさかの、飛鳥涼、小田和正、カールスモーキー石井、玉置浩二、徳永英明、浜田麻里、山本潤子という豪華すぎるメンバー ! だって1992年ですよ。「ラブストーリーは突然に(1991)」「SAY YES(1991)」「君がいるだけで(1992)」のダブルミリオンが全員いるんですわ。3曲だけで約850万枚売れてるそうで。その他のメンバーもすごすぎて…って思ったんですが、当時大学入りたてぐらいの自分には山本潤子さんが誰かわからなくて。あとで知ったのですが「翼をください」「卒業写真」とか歌われていた方でビックリ!
もうこれ以上のメンバーは後にも先にもないんじゃないでしょうか。売上云々よりも、この全員の特長は一致してますよね!

歌がうますぎる!

男性はもちろんのこと、浜田麻里さんの高音ヴォイスもものすげーですし! 当時知らなかったけど、山本潤子さんには、誰じゃー!ってビックリするぐらいの歌声でした。
で、大勢のコラボソングにありがちなのが「このメンバー集めただけですごいじゃろー!」って感じで、なんとなく気を使ってんのか、横並びでただ順番に歌う曲とかありがちなんですねー。俳優、芸人、スポーツ選手とか歌手じゃない人が入ったりとかもありますね~。
もうこの曲には逆にそう言った要素が全くなくて、マジでハモっているし、最後は畳みかけてくるように輪唱に輪唱を重ねてくるんですよ! マジ30年たった今でも感動ですわ。
結局少子化には歯止めがかからずで、1992年のやばいぜ!って水準からずっと減少してしまった今、ほぼ全員事務所が違うので、いろいろ難しいかもしれませんが、令和の「ウェルカムベビーキャンペーン」として曲だけでも今の沢山の人に聞いてほしいなーって思う曲です。。。って30年前なんすね汗

USED TO BE A CHILD「僕らが生まれたあの日のように(1993)」
※7分あるんですが、ぜひ聞いてほしかったのです。

エンディング

なんか大東建託の「住みここちランキング2022」の北陸版でまた今年も「野々市が1位」だったそうですよー。そうか~?っていう人もいるけど、ぶっちゃけ、野々市なんて市になるまで全国的にあまり知られてもない町だったのが1位ですよ。いいじゃん!って本当に思いますわ~。まー、出るものは打たれるんですね。1位ばんざーい! また来週!

次回(2022年7月7日)の放送内容(あくまで予定)
「ナマステ物語」…日本のカレー雑学
「話してナマステ」…手を挙げて!
「ののいち発掘」…野々市市議会を傍聴してみた。
「SPICE MUSIC」…強烈な個性にハマる

など盛りだくさんでお送りします。よかったら聞いてくんなまし!


N1コミュニティ「ナマステ・スパイス」

毎週木曜日 午前10時15分から1時間生放送!
えふえむ・エヌ・ワン 76.3MHz
石川県野々市市高橋町24番2号
TEL 076-248-1212 FAX 076-248-8181
https://fmn1.jp/
https://twitter.com/fmn_one  「#fmn1」をつけて投稿してね!

サイマル放送なのでラジオ(76.3MHz)はもちろん全国どこでもホームページからパソコン、スマートフォンで視聴可能ですし、ラジオなのに映像も流れますよ!

また番組で取り上げてほしいネタ、かけてほしい曲などございましたら、えふえむ・エヌ・ワンでも、このサイトの「お問合せ」からでも受け付けています。ゲストに出たい!とかでもウエルカムですよ! ぜひぜひお待ちしております。

※掲載している方にはちゃんと掲載許可をいただいております。基本的に勝手に撮影・掲載するようなことはいたしておりません。
※楽曲関係は可能な限りアーティストの公式にリンクしています。