モンゴル料理店「AnnChai(アンチャイ)」のモンゴルにはない羊肉カレー(石川県金沢市)

石川県金沢市東山「モンゴル料理店 AnnChai(アンチャイ)」の2023年9月21日訪問の記事です。

自分は元々カレーの他にもあんまり食べれない国の各国料理を食べるのが好きで、「北陸カレー物語」は元々、カレーの他にも各国料理もご紹介してたんです。で、東山とかひがし茶屋街とか、野々市在住の自分はほとんど行かない地域であった分、最近逆に観光客みたいによく行くようになりました(^ω^) で、いろいろお店を回ってたら「モンゴル料理のお店がある」って教えていただいて。ちょうど、ドラマがものすごいモンゴルブーム(^ω^) めっちゃ気になって、すぐに行ってきました! モンゴルってカレーってあるのかな(´ε`)??

2023年に腕を痛めて全く書けなかったので、2024年より新店から順に書いていっています。時間がたって多少状況が変わっている可能性がありますがご了承くださいませ。

このブログは、カレーを食べ歩いて今年で26年目! いしかわ観光特使で自称「いしかわカレー大使」! 北陸カレー物語のナマステのカレー食べ歩きブログです。

ほいっと到着! できませんでしたー(;´∀`) 最初にひがし茶屋街で聞いた時に、次行くときに備えて場所だけ確認って言いながら全然見つからず、雨降ってきたので退散。なので、自分が迷った場所からご紹介です(^ω^)
金沢でも超有名な東山の「宇多須神社」の裏側の道に、「慈雲寺」というお寺があって、上の写真はその入口です。これを矢印の方向に進みます。

えっ! この細い道を!ってビックリしちゃいますが、この道は卯辰山山麓寺院群「心の道」と言って、金沢東山の寺院群を迷路のような通路で散策できる散歩コースになってるわけです。意外と人気なんですよ~。で、軽い登りですが、すぐ左に曲がります。

素敵な道ですねー。で、その左に曲がった道を少し進むと、なんか看板みたいなのが見えてくるのですが、実は自分は左に曲がらずに少しまっすぐ行っちゃったので汗(スマホのマップの精度はそんなもんだー)、若干焦っていましたが、もしかしてあれかー!って思って小走りに進むと!

ほいっと到着! 「モンゴル料理店 AnnChai(アンチャイ)」。よかったー! あんまし情報なくて、やってなかったらどうしよーって思ってましたが、あってよかったっす(´ε`) どうも、このお店は2021年頃から2年間、石引商店街にあったそうですが、その時はモンゴル茶のお店だったそうで、で、2023年7月7日にこの場所に「モンゴル料理店」として移転オープンされたそうです(^ω^)
ってなわけで、いざ中へ!

店内は靴を脱いで入るスタイルで、あちこちにモンゴルの装飾がされています。お店の女性の方が、ぜひ、お二階へどうぞ―っと。実はかなりしばらくお話していたのですが、日本語ペラペラというか癖も全くないので、ずっと日本人だと思ってお話してたら、モンゴル出身でお名前がアンさん。ちなみに「アンチャイ」は最初にモンゴル茶のお店だったので、「アンのお茶のお店」という意味で、そのまま継続してって事でした。ってなわけで、二階に上ると!

さらにめちゃくちゃ素敵な空間(^ω^) 窓からは東山の景色が見えるのもめっちゃ素敵で。っていうか、ゴロゴロしたーい(´ε`)!
ってなわけで、気になってたお初の「モンゴル料理」ってどんなの? 手書きのメニューにいろいろ書かれていて、いろいろ質問してたら、一番最後に「カレー」の文字が!? カレーあるじゃん! ってことで、カレーを注文してみました(^ω^)

羊肉カレー 1,100円(税込)

ほいっと来ました! 「羊肉カレー」。素敵な盛り付けにライスが付いてきます。モンゴルのお肉は基本は羊肉なんだそうですね。とあるドラマでも牧羊な感じが沢山でてましたしねー。ちなみに、モンゴルの国土は日本の4倍にも関わらず、人口が330万人(京都府ぐらい)で、国連加入国で一番人口密度が低い国なんだそうで。さらに、人口の4割が首都ウランバートル(めちゃくちゃ発展してる都市)にいて、草原のや砂漠の方は本当に人に会わないぐらい人口密度がさらに低いそうな。って、少しトリビア差し込んだところで!

イタダキマース!

ライスにのせて、イタダキマース! おっと、スゴイ独特な味ながらスパイシーでうまし!どちらかというと、ドライ系なので、羊肉がダイレクトに感じられます! 羊肉はヨーグルトでマリネしてあるそうで、約20種類の香辛料、そして、手作りの玉ねぎ麹がベースになってるので、無添加。キウィフレッシュミントのみじん切りがたっぷり入っているのが、独特な味って所かな(^ω^)
ってことなのですが!実はモンゴルには!

カレーはない!!

んですよー! 一番ビックリしたのですが、そもそもモンゴルには「スパイス自体がない!」んだそうで、味付けは「岩塩のみ」の素材の味を重視したシンプルな料理なんだそうです。その理由は、歴史を紐解けばわかるのですが、大航海時代までのスパイスの流通は主に「シルクロード」を中心に広がっていったので、シルクロードから離れたモンゴルにはスパイス文化は入ってこなかったんだそうですよ。
じゃあ、なんでカレー?ってことですが、逆にアンさんが日本にやってきて、日本で沢山のスパイスに出会い、友人の料理人にカレーの作り方を教えてもらい、モンゴルの食文化をベース作った、「アンさんオリジナルカレー」だそうです。だから、味わえるのは日本でここだけって事ですね!

モンゴル料理盛り合わせ

モンゴル料理の説明をいろいろ聞いてたら、食べてみたいものが沢山あるし、アンさんもオススメしたいのが色々あって。基本3個ずつとかなので悩んでたら、今空いてるってので、一つずつでもOKってことで、オススメを盛り付けてくれました(^ω^)!
(下記は本来の料金ですが、1/3にしてもらっています。あっ、別に特別とかではないし、自分はどの店も食べた後か支払いの後じゃないと、ご挨拶しないので、誰でもその対応だと思いますよー(^ω^))

ボーズ 3個600円
下の白い丸い料理は、モンゴルを代表する料理で「モンゴル蒸しギョウザ」です。あー、これは名前知ってる! 手作りの皮で包んだ羊肉たっぷり!肉汁たっぷり! どちらかというと、小籠包に近いぐらいのもちもち感でした!

ホーショール 3個900円
左下の揚物は「モンゴルピロシキ」。モンゴルは中国料理とロシア料理の影響もかなり受けているそうで、こちらはロシアのピロシキの影響を受けている料理です。揚げ餃子っぽい感じだと思っていただければ―!

ツォイヴァン 900円
右上の麺類は「モンゴル蒸し焼きそば」。焼きそばと書いてありますが、日本のうどんに近いモンゴルの国民食だそうです。焼かずに蒸して、岩塩を少々振ってあります。っていうか、これ、特に初めての味わいでめっちゃうまい(^ω^)! いやー、これは次、フルで注文したい一品っす!

その他にも、15種ほどのモンゴル料理がご用意されていて、アンさんが一つ一つ説明してくれますし、もし忙しくても、一つ一つ説明が書いたカードもご用意されていますので、ご安心を~。
味付けはほぼ「岩塩」のみで、それ以外の味は食材の味なんだそうですが、なーんか、口の中に引っかかる味があるなーって思ったら、モンゴルでも隠し味で少しの香草を入れることもあるそうですよー。

スーテーツァイ 600円

ありがたいサービスもしていただいたし、せっかくなのでモンゴルで飲まれているドリンクって何か聞いてみたら、ぜひ「スーテーツァイ」をってことだったので。なんと、塩味のミルクティーなんだそうで、飲み物も岩塩なんですねー(^ω^) モンゴル高原の植物と黒茶をミックスした茶葉だそうです。
当たり前ですけど、初めての衝撃的な味わい! インドのチャイのスパイスが塩味って感じですかねー。モンゴルのお菓子もついてきて、最初から最後まで大満足でした!

最初から最後まで、さらにアンさんの接客や空間も含めて大満足なお店でした(^ω^)! これ書いてたらまたいろいろ食べたくなった―!
日本でも珍しいモンゴル料理が金沢で味わえるなんてー! さらに、モンゴル料理をアレンジしたカレーも食べれるなんてー(^ω^)!
ちなみに、モンゴルの文化を日本に広めていきたい、ということなので、食はもちろんのこと、ライブや演奏など沢山のイベントを開催していく予定だそうです(既に開催してます)。結構人気なんだそうで、気になる方はSNSなどチェックしてみてくださいね。にしても!

ヴィヴァンの世界観っすね!

お店で「北陸カレー物語を見た!と言っていただけるとナマステの励みになりますので、よかったらお願いします。

ご意見・ご感想等はこちら

モンゴル料理店 AnnChai(アンチャイ)
住所:石川県金沢市東山2-9-14
TEL:076-225-7971
営業時間:11:30-21:00
定休日:火曜日・水曜日 駐車場:無
※最新情報はnstagramをチェック!
https://www.instagram.com/ann__chai/

モンゴル料理店 AnnChai(アンチャイ)」へのアクセス

※記事の内容は掲載時点の情報ですので、料金など変更になっている場合もございますので参考にされる場合は掲載日をご確認ください。
※お店には撮影許可とブログへの掲載許可をいただいております。基本的に勝手に撮影・掲載するようなことはいたしておりません。
※店内飲食とテイクアウトで料金が違う場合がございますので、ご了承ください。

関連店舗